【ミドルボイス・ミックスボイスの出し方】コツと練習法をご紹介します!

 

ミドルボイス・ミックスボイスは地声と裏声の間のような声であること、また、普段の生活で使うような音色が参考になることをご説明いたしました。過去記事→【ミドルボイス・ミックスボイスを出す時の感覚をつかむ!】ヒントは日常生活の声の使い方にあり!

 

今日は実際にミドルボイス・ミックスボイスの出し方のコツと、練習方法についてお伝えしたいと思います!

 

※また、名称はミドルボイスで統一させていただきます。

ミドルボイスを出すためのコツ

適度なリラックスを

ミドルボイスを出しているときの喉の感覚はチェストボイス(地声)の状態よりどちらかとゆうとヘッドボイス(裏声)を出している時の感覚に近いです。

 

ここで勘違いしやすいのは、喉を力づくで締め上げた状態ではないだけであってお腹や体がダラダラに緩みきった状態ではありません。

 

必要な分だけリラックスはしていますが、それだけの高音を出すのためのエネルギーやパワーが必要です。

 

あなたがテニスをすれるとします。良いサーブを打つとき、肘や首はしなやかですが、背筋を力強く使ったり、軸足で踏ん張ったりしますよね。

 

すべての歌唱時に共通することですが、不要な力を抜き、必要な力を発揮するイメージを持ってください。特にミドルボイスの解釈には必要なことに感じます。

 

お腹で声を支える

 

上記を受けて、重心を下げ、お腹で声を支えるイメージを持ちます。腹式呼吸がうまく使えていれば適度な筋肉と緊張をもって声を支えることができます。

 

「声が裏返ってしまう!」と思ったら焦って喉や胸に力を込めてしまいますよね?そうすると、重心が高くなってしまいます。まずは、その状態にならないよう、重心を低く保ったまま練習をしましょう。

 

腹式呼吸で膨らんだお腹のおへそ数3センチほど下にご自身の重心があるイメージで歌い続けるよう練習してください。

ミドルボイスを出すための練習方法

裏声→響きを倍増させていく方法

 

※ご自身がチェストボイスからヘッドボイスにひっくり返ってしまうギリギリの音程よりやや低い音から練習します。女性の方で、いつも「ド」(hiC)で裏返ってしまうなら、2つ低い「シ♭」(hiBb)あたりから始められるとよいでしょう。

 

設定した音程を吸気してから、ヘッドボイス(裏声)で

「ナー・ナー・ナー・ナー」と歌います。

 

ヘッドボイスの状態から、だんだんと音圧を大きくして鼻腔の共鳴を大きくしていきます。(鼻にかけた声にしていくようなイメージ)NやMのサウンドは鼻腔共鳴しやすいのでこれらの子音で練習をしていきましょう。

 

3つの注意点

練習中、主に注意していただきたいのが以下です。

 

・喉の感覚が裏声のままであること

・息が漏れすぎていないこと

・重心の位置がおへそ下あたりにあること

 

これらを確認してください。その練習中の声を録音して声が裏返らずに地声っぽく聞こえているミドルボイスになっているかチェックしていきます。

 

まとめ・焦らず少しずつコツをつかむ!

上記のような方法でまずは単音で音を作ることが出来たらば、それを歌唱に繋げていきます。「歌の中では全然出来ない!」と焦らずに少しづつコツをつかんでいきましょう!

 

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