ビブラートの方法はさまざまです。
アーティストによって異なった方法を使っている場合もあります。
何より、あなたがどうすれば一番喉がリラックスした状態でビブラートがかかるかが重要なポイントです。
自分にあった方法をトライしてみましょう!
【ビブラートをかけるためのコツ】
喉が必ずリラックスしていること
喉をぎんぎんに締めて、かけてしまっているいわゆる「ちりめんビブラート」にならないように注意が必要です。
いい声を作る前提として喉の力やまた、舌のつけ根も自然と緩めておく必要があります。
腹式呼吸が出来ていること
これも良い歌唱するための前提として必要です。喉周りが開き、横隔膜が下がっている状態が必要です。
喉の音程の上下のみでビブラートをかける場合、最悪、胸式呼吸でも雰囲気は出来ますが喉の開きや体の中の共鳴が十分でないことなどから、やはり腹式呼吸を意識した練習が必要です。
ビブラートの練習法
1.音程を上下させるかけ方
こちらは大変ポピュラーなもので、音程を上下させる方法です。
※「ド」の音で「あーーーー」と延ばしながら途中から、
ド↓シ↑ド↑シ↓ド↑シ↑ド〜と音程を変え「あぁあぁあぁあ〜」と歌えるように練習しましょう。
まずはテンポ70くらいで、ドとシを8分音符で交代に歌いましょう。慣れてきたら少しずつスピードをアップさせて、滑らかに正確に行えるようにしていきます。
また上級編として、ド↑ド#↓ド↑ド#↓ド↑ド#↓と、下から上にあがる方法で練習すると、ますます喉のコントロール能力があがります。
2.体の一部をゆするかけ方
※画像のように手をパーにして指をしっかり揃えて手をまっすぐ前に伸ばします。
息を吸ってから、「あーーー」と音を出しながら、この手をしなやかに上下に降ってみます。
すると体が振動して声にビブラートのような波がおこります。ビブラートは体の振動によってもおこするのです。
ただこの方法はビブラートの波の感覚をつかむものです。こちらに正しい音感とゆうものが必要になってきますで、1の方法もしっかり練習なさってくださいね。
3.息で横隔膜の動きをつけるかけ方
最後はドッグブレスです。
※わんちゃんが暑い日に「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、」と舌から熱を放出するために呼吸しますよね。このモノマネをしてみてください(舌は出さなくて大丈夫です。)
横隔膜(みぞおちあたり)が動いているのを感じられます。これに「あ」の音をつけて「アッ、アッ、アッ、アッ、」と出してみます。
慣れてきたらしっかり呼吸を入れてから、同様の横隔膜の動きを作りながらロングトーンで「ア〜〜〜〜〜」と伸ばして行きます。
こちらはしっかりと横隔膜を振動させ、呼気をコントロールすることが出来るので、高音のロングトーンなどでも支えのあるビブラートを保持でしてくれるようになります。
まとめ
ビブラートの練習法をご紹介いたしました。まずはあなたの喉が一番リラックスした状態で、低音&ゆっくりなテンポで練習し始めてみてください!
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