脳科学者の茂木健一郎さんが(55)が12月18日、自身のツイッターいて「もうそろそろ変わろうよ、日本の地上波テレビ」などと更新した。
今年3月に「日本のお笑い界は本当に終わっている」と発言し、炎上、ダウンタウンの松本人志さんにも『センスがない』とばっさり切り捨てられてしまう。しかし今回はあの芸人を絶賛するツイートも更新し、波紋を呼んでいる。
茂木健一郎 THE MANZAI 2017 ウーマンラッシュアワーのネタを絶賛!
THE MANZAIのウーマンラッシュアワーの漫才、今確認しました。すばらしい。#ウーマンラッシュアワー の二人に、毎日レイトショーでその日の時事ネタを #コメディ にする番組をさせる地上波テレビが出てきたら、ぼくは全面的に応援します。というか、それくらいのこと、そろそろやったらどうですか。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年12月17日
ウーマンラッシュアワーのコントを見た茂木さんは上記のようにコメント。
この日のウーマンラッシュアワーの漫才は風刺のきいた大胆なものだった。『沖縄辺野古基地問題』『北朝鮮問題』『福井の原発問題』『熊本の仮設住宅問題』や『オリンピックの会場設営問題』にいたるまで、日本が抱える現在の問題とそれに対する国民の意識のあり方を彼ららしいテンポで痛烈に批判するものであった。
確かにこのネタを地上派ノーカットで見る事ができたのは少し異例である。臭いものに蓋どころか、容器ごとどこかに沈めるような風潮の現代ではなかなか前衛的だ。
茂木健一郎 松本人志を批判の揶揄ツイート!対決再び?!
また、茂木さんは同日に以下のようにツイートしている。
時の #首相 と食事をしてよろこんでいるような #お笑い芸人 や、 #コメンテーター は、別にいてもいいけど、文化にはあまり貢献しないと思う。そういう人たちは、 #忖度のエンジェル に過ぎないから。それは、 #公共の電波 でやる #コメディ ではありません。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年12月17日
なんと、この首相とお食事をしている芸人とゆうのはあの松本人志さん。
12月15日の阿部首相は東京・四谷の焼き肉店「龍月園」にてお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん、タレントの東野幸治さん、指原莉乃さん、社会学者の古市憲寿さんらと会食をしていたとゆう。
このメンバーは言わずと知れたフジテレビ『ワイドナショー』のメンバー。現政治体制を公平な目線で世の中に伝えるための番組であるはず。
確かにいささかいい気持ちのしないものではあるが、茂木さんは今年3月に『ワイドナショー』に出演の際、松本さんにばっさり切り捨てられて相当落ち込んでいた様子だった。さらに『日本のお笑い界は終わっている』とゆう趣旨の発言について番組内でわざわざ反省、謝罪までしていた。
茂木さんの今回の発言はわからなくもないが、前回、松本さんのご機嫌をとるような形で事態が収束していたので、なんともお後が宜しくないように感じる…
ウーマンラッシュアワーに賛否両論 『面白くない』の声も
一方、ネット上ではウーマンラッシュアワーのネタに対して様々な意見が飛び交っている。
youtubeでウーマンラッシュアワーの漫才を観たのです。村本という人の覚悟、それを受けての相方の人の覚悟が神々しかった。今のこの国の閉塞感が物凄い迫力で迫ってきた。笑えない日本。好き嫌いあると思うし笑えない漫才なんてと思う人も多数居ると思うが、ホントにかっこよかったんだ。
ウーマンラッシュアワーのTHE MANZAI、1つ1つの話題が聞いてて辛くなる直前にパッと切り替わりそれを同じテンポで続けて最後は全部つながって視聴者に叩きつけるよくできた構成でちゃんと漫才になってるところにプライドを感じたな。終了後の会場の笑いが「笑えない日本の現実」を表象しててよかった。
「THE MANZAI」のウーマンラッシュアワーのネタ。社会風刺ネタのオンパレード。変に自主規制することなくよくやったし、これをスルーで流したフジテレビに拍手。なんだ、やれば出来るじゃん!
しかし上記のようなコメントだけではないようだ。
ウーマンラッシュアワーのネタは毒が毒のまま披露されてて「芸」になってない。面白くない。あれが受けるというのは非常に危ない。「芸」になってない、解毒されてない毒を垂れ流すことが危ない。芸能から為政者への反発はあって良いが、おちょくらないと。あれは、政治屋がやるネタだよ。
ウーマンラッシュアワーとか全然面白くないよね。あの人なら「面白くなけりゃ見なきゃ良い」って言うだろうしそれはそうだし別に配慮しろって言いたいわけじゃないんだけど、もっと楽しいしょうもない笑いがいいです。
また風刺漫才の草分け『爆笑問題』とも比較され、そこに笑いがあるかどうか、も論点になっている。
また、須賀川市議会議員の渡辺康平さんは以下のようにツイートした。
THEMANZAIのウーマンラッシュアワーのネタを批判したところ、ファン?と見られる方々から批判を受けました。
でも、批判してくる人たちは、福島県の現状や風評被害払拭の呟ききには議論や返信はしてきません。
福島県内で野球・ソフトの試合開催すら知らないのか「復興五輪」も批判されています。— 渡辺康平(須賀川市議会議員) (@kohei_w1985) 2017年12月18日
なんともTHE MANZAIを越えていろいろなところで物議を醸し出している。
まとめ
今回のことをきっかけにまた茂木健一郎対松本人志の問題は炎上すのだろうか?またウーマンラッシュアワーの今後の活動やテレビの出演の仕方、コントの作り方にも注目が集まる。
何にせよ、何かが皮切りになり新しいものが始まるので、最近のテレビ報道のあり方に一石投じることになったのは確か。またウーマンラッシュアワー村本さんは松本人志さんの『すべらない話』にも出演していたので今後の展開が気になる。
個人的にはウーマンラッシュアワーの今回のネタを見ていて、なんだか泣けてきた。みなさまはいかがだったであろうか?
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