※以下ミドルボイスに統一いたします。
「ミドルボイスは何となく出せるようになったけれど弱々しい」
「すぐに裏声に戻ってしまって声量がなくなる」
そんなことはありませんか?今日はあなたが習得しかけているミドルボイスの声量をキープする方法をご紹介いたします。
ミドルボイスの声量がキープできない原因
①吸気不足
単純に曲中で息が十分に吸えていない場合があります。
泳いでいる人が酸素不足になり急いで水辺から上がると胸式呼吸で思いっきり息を吸い入れるとゆうシーンをイメージできますでしょうか。
酸素不足になると苦しいので胸式呼吸になり喉の気道を細くしてしまいがちです。このなると、重心が上がり、喉に余計な力が入ってしまいます。今一度、フレーズ前にきちんと腹式呼吸ができているか確認しましょう。
②吸気漏れ
吸ったはいいものの、とにかく漏れて吸気を保持できていない場合があります。この原因の一つに姿勢が前傾しすぎている(姿勢が悪い)とゆうことがあげられます。息漏れしすぎると、結果上記の酸素不足になってしまいます。
効率よく腹式呼吸をし、いつも重心を下げ、無駄に吸気が漏れていくことを防ぎましょう。
③口の中の空間が狭い
本日のミソはこちらです。
ミドルボイスを発声しているうちにどんどん口の中の空間が狭くなっている人が多くいらっしゃいます。これにより、十分な響きを得る事が出来ず、息漏れにも繋がり、どんどん声量が弱くなってしまいます。(もしくわ弱くなった声量をリカバーしようと喉を締めたくなる)
我々日本人にとって、口の中を大きく開けることや表情筋を使うことは母国語や習慣の観点から苦手分野である場合が多いです。
では、どこを意識して口の中の空間をキープするのか、そのコツをご紹介します!
ミドルボイスの声量をキープする方法
軟口蓋のあたりをしっかり開けておく!
口の中の空間と申しましたが、この「軟口蓋」のあたりをしっかり開けておくと、空間で音が響き声量をキープしてくれます。
舌も下がり、喉もしっかり開いた状態になるので声帯の状態も安定、また鼻腔にも音が響いてきます。
どうやってあけておくの?
※【はひふへほ】の「は」とゆう音を使ってポイントを探ります。口の形を「は」(口の奥を少し開ける気持ちで)にして思いっきり息を長めに吸ってみましょう。
そうすれば上あごのやや奥あたりに風があたって涼しく感じられます。普通に口から吸っただけではこの部分に風はあたりません。
ここを歌唱時にしっかり開けて歌うように意識してみましょう!
始めは「あ」の母音で練習
始めはやりやすい「あ」の母音で、空間を作り音を響かせ続ける練習をします。
慣れてきたら、他の必然的に口腔内が狭くなる母音でもやってみましょう。「あ」と同じ用に奥の空間を感じて「う」を出してみるなどやってみてください。
まとめ・ミドルボイス声量キープのコツは口の形にあり
口や顔などは最終的に音が出て行く場所です。
出口がへしゃげてしまっているトランペットなんかを想像しても音が奇麗に持続できないのは想像つきますよね…
しっかり形をキープして安定した声量を手に入れましょう!
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